坐骨神経痛になりやすい職業
2019/11/08
ブログをご覧になっていただきありがとうございます。
松戸市の腰痛・坐骨神経痛専門院の牧の原ふじ整骨院・鍼灸院・整体院です!
今回の内容は「坐骨神経痛になりやすい職業」という内容です。
坐骨神経痛に限らずですが、何もないのに体が悪くなることはありません。
(何もしなさ過ぎてなることはありますが…)
初診の患者さんで坐骨神経痛になるにあたって思い当たる節はありますか?と聞くと、多くの方は「何もしてないのに…」という感じで返ってきます。
それはそうなんですよね。
転んだわけでも、無理な動きをしたわけでも、無理な運動をしたわけでもない
それでも坐骨神経痛が出たということは、何気ない日常生活に問題がある事が多いです。
その何気ない日常生活の中でも多くの時間を占めるのが仕事になります。
仕事はだいたい週5日とかですよね。
そうなるといつもの作業なのでその動きが特別なものには感じません。
「いつもやってることだし」
となります。
しかし、そのいつもやっていることがあなたの体を坐骨神経痛に導いている可能性があるのです。
基本的に体は突然悪くはなりません。
徐々に悪くなっていくものです。
ぎっくり腰のような突然の激痛であっても徐々に悪くなっていった結果です。
知らず知らずのうちに爆弾を抱えるようになり、ちょっとしたきっかけで爆発してしまうというような感じです。
そんな徐々に悪くなっていく可能性が高い職業をいくつかご紹介いたします。
①タクシー運転手、長距離ドライバー
これらは当然ですが長時間の運転が原因になります。
座っている姿勢というのはちゃんと座っていない限り腰に相当な負担をかけます。
そして車の座席というのは対策でもしていないと基本的に正しくは座れません。
腰への負担と坐骨神経が通るお尻に直接負荷をかけ続けています。
そんな状態で長いと12時間とか運転しているわけですよ。
坐骨神経痛になるにはもってこいな状態なわけです。
②デスクワーク
これも①と同じような理由ですが、①と比べれば途中で立ち上がることが出来たり、車の座席ほど悪い姿勢にはならないのでまだ坐骨神経痛になる人は少ないです。(個人調べ)
しかし、パソコンは集中してやっていると平気で何時間も座りっぱなしになってしまうので、20~30分に1回は立ち上がるなどの対策は必要です。
③看護職、介護職
看護や介護は身体が不自由な方を診ることになるので、ベットの起き上がりなど中腰で身体を支えてあげるような事が多くあり、腰に負担がかかり結果的に坐骨神経痛になりやすい状態になります。
④建設業、運送業
これも③と同じように中腰で物を持ったりすることで、腰に負担がかかり坐骨神経痛になりやすいです。
⑤飲食(特にキッチン作業)
キッチンという限られた空間で立ちっぱなし、料理を作っているときはほぼ同じ位置で立ちっぱなしということがあるわけです。
立ったままでいると腰に負担がかかるのはもちろんですが、骨盤の動きが悪くなり、坐骨神経に負担がかかるようになり症状が出ます。
あなたの職業はあったでしょうか?
これらに共通するものとして、長時間労働、同じ姿勢をとる事が多いです。
人というのは動いていて正常、動かないと異常になります。
そういうと介護・看護や飲食の方達は「動き回ってるよ!」と言われるのですが、廊下や階段を走り回る、狭い所を行き来する。
それは残念ですが身体に良いための動きでは無く、酷使です。
これらの職業で坐骨神経痛を治したいとなっても正直、治療をしていても仕事によって悪くなる要素が大きすぎてなかなか治らないということがあります。
ある程度までは良くなってもまだ不安感が消えなかったり、違和感はあったりします。
では、これらの職業の方がちゃんと坐骨神経痛を治そうと思ったら仕事を辞めなければいけないのか?
本気で治そうと思ったらそれもありですが、
少しでも悪い要素を日々取り除くために
『仕事終わりにアイシングをする、ストレッチをする』
『時間がある時は身体の強化のためにウォーキングをする』
など自分で対策をしていく事が重要です。
毎日治療を出来るならいいですが忙しさもありそんなわけにもいかないでしょうから、1日1日の疲れやダメージを自分でケアをやることが大切になります。
プロスポーツ選手で試合や練習後ケアをしない人はいますか?(中にはいるんですかね…)
プロは体が商品なわけですからケアは怠らないと思います。
ではあなたたちは?
運転のプロ、介護のプロ、料理のプロ
体を使い仕事をして、その道でやっている方もその仕事のプロなわけです。
あなたたちの体がしっかりしていなければいい仕事はできません。
その為に日々のケアをしっかりする。
めんどくさくてもそれが大切です。
やりかたがわからなければ私たち体のプロに聞いてください。
そして今は症状が出ていなくても、この職業の方は近い未来坐骨神経痛になってしまう可能性はあります。
症状が出る前にしっかりと体の事を考えて、軽いストレッチからでも初めて見てください!
最後までお読みいただきありがとうございました!